大豆・あやこがねとさといらず

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野菜部門の藤澤です。

井村さんの大豆のメイン品種は「あやこがね」です(そのほかにも「里のほほえみ」といった品種も試験栽培していますが、まだ販売はしていません)。大豆というと、豆腐、納豆、味噌や醤油といった加工品になるものが多く、そのまま食べることが意外に少ないです。そういうこともありまして、煮豆にしてみました。今回、直営店の穀物屋たなつやにある福井県産のさといらずと比べてみました。

煮る前の乾燥大豆は次の写真です。左があやこがねで、右はさといらずです。さといらずの方が少し大きいです。また、さといらずはヘソの部分が黒いです。さといらずは、いわゆる黒目大豆と呼ばれる種類の品種ということですね。黒目大豆はヘソが異物と混同されやすいということで、加工メーカーにはあまり人気がないのですが、味には問題ありません。

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煮た後は次の写真です。それぞれ、圧力釜で8分間煮ました。食味と食感ですが、食味については、あやこがねは濃厚で、さといらずはあやこがねと比べてさっぱりとしていました。食感は、あやこがねは柔らかくなめらかで、さといらずは豆の感触が味わいやすいシャキッとした感じでした。ただ、さといらずの方が少し大きいため、煮る時間をあやこがねより少し長くしたほうがよかったのかもしれません。

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井村さんのあやこがねは、煮豆ですと、同じ地元石川県の金沢錦さんで使っていただいています。

また、煮物の野菜といえば大根なのですが、実は毎年栽培しています。ですが、なかなかたくさん獲れず、たまに野菜セットでお届けできるくらいの量です。毎シーズンしっかり収穫できるようにしたいです。